地デジ放送の番組には、録画を制限する取り決めがあります。
その目的や今後の展開をここで解説していきます。正しく理解し、著作権を侵害することのないように注意しましょう。
2004年4月5日より、デジタル放送(BS、地上デジタル)にコピー制御信号が加えられています。デジタルデータはコピーを繰り返しても画質や音質がほとんど劣化しないため、不正なコピーが出回り、著作権を著しく侵害する恐れがあります。そのため、デジタル放送番組の著作権保護を目的として、「1回だけ録画可能(コピーワンス)」のコピー制御が取り決められたのです。このコピー制御が入った番組では、録画した後の複製ができないということになったのです。
たとえばコピーワンス放送をHDD(ハードディスクドライブ)に録画した場合、さらに他の媒体にコピーすることはできません。しかし、HDD内臓DVDレコーダーなどを使用すれば、HDDに録画した内容をDVDに移動することができます。ただしこの場合、HDDからはその内容が自動消去されます。これをムーブ機能といいます。
一般的な市販DVD映像よりも、ハイビジョン放送は高画質です。著作権法が定める「私的使用のための複製」について、簡単に触れておきましょう。著作権法第30条では、「著作物は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用することを目的とするときは、その使用する者が複製することができる。」としています。
複製したものを無制限に友人に配り歩いたりすることは、著作権法に抵触する恐れがあるので注意が必要です。
「コピーワンス」に対しては、個人の楽しみを過剰に制限するものであるとして批判も多く出ています。総務省は2007年7月、コピーが可能な回数を1回から9回(家族3人が3種類の機器にダビングできるようにするため)までできるように、放送局や著作権団体に要請しました。2008年頃からは、このコピー制御が緩和された新製品が発売されるのではといわれています。録画機器、ワンセグ、そして地デジそのものの普及を阻害しかねないコピーの制限。同じく地デジへ移行する海外各国では、このような制限は設けられていません。今後の動きに注目です。
ニャン太は自分の頭の中に映像をぜーんぶ記録できるから、録画する必要はないのニャ。ていうのは冗談。美しい映像は、ぜひとも残しておきたいものニャ。ハイビジョン放送は容量が大きいから、大容量HDDとか、次世代DVDのブルーレイディスクかHD DVDのレコーダーも欲しいところニャ。
